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植村文庫 UEMURABUNKO
やまなしさぶろう毎月のことば
2019年12月のことば
十二月になって、さっそくばたばたしてしまいました。忙しい月の到来です。京都の朝 晩は冷え込みますが、昼間は意外なほど穏やかで、まだコートを使っていません。 とはいえ、間もなく本格的な冬の到来です。先月は平泉寺白山神社に行ってきました。...
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2019年11月のことば
十一月の京都は穏やかな日差しで始まりました。暑すぎる夏の後、少しでもこんな気候 が続いてくれたらと思います。 さて、先月は久しぶりに仙台に行ってきました。東日本大震災の後、初めての訪問とな ります。短期間ですが、いろいろ考えさせられることの多い滞在でした。宿泊したのは新...
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2019年10月のことば
パソコンが、壊れました。かろうじて画面の一部が見えますが、点滅してやがてブルー になります。本当に、ブルーな気持ちになります。 ということで、別のパソコンを使っているのですが、壊れた方は2006年モデル。あちこ ちがたが来つつも、よく頑張ってくれたと思います。ただ、パソコ...
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2019年9月のことば
九月になって大雨です。さて、突然ですが文化とは何かを考えてみたいと思います。文 化という言葉にこだわりすぎると、この漢字に印象を引っ張られます。そこで、まずはぼ んやりと、文化っぽいものは何かを考えてみましょう。 文化っぽいものとしては、音楽や演劇、文学や絵画が思いつきま...
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2019年8月のことば
やっぱり暑い八月の京都です。子どもの頃は、8月上旬の数日に35度を超えて、あま りの暑さに家の中でじっとしていた記憶があります。玄関は開けて、すだれを吊るし、時 々打ち水をして風を通します。昔のミニ町家ですから、庭の方も開ければ風が通って、暑...
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2019年7月のことば
「新聞」というのは、どうなっていくんでしょうか。新しいニュースを読もうとしても 、すでにインターネットなどで知っている話がほとんどです。新しく聞くことではないの です。速報性に関しては、新聞はもはや遅れをとっていると言わざるをえません。...
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2019年6月のことば
5月には、とてもオリジナルな場所でのクラシック・コンサートを聴く機会がありまし た。一つは、「平野の家 わざ永々棟」。もう一つは、京都芸術センターです。 わざ永々棟は北野天満宮のすぐ近く、閑静な住宅街にあります。大正時代の建物ですが...
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2019年5月のことば
五月とはいえ肌寒い日もあり、どの服を着て出かければいいのかわからない昨今です。 昨年度、「ともくんとおんぷくん」という絵本を植村文庫から出版しました。村上さんの 素敵な絵によって、心の澄み通る本となっています。 そこでも不思議に思っていたのですが、音とは、何なのでしょうか...
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2019年4月のことば
バンコクに行ってきました。25年ぶりです。高級感あふれるデパートやビルの前で、ロ ーカル色あふれる屋台と市場。印象的なのは、相変わらずの境界線のなさ。歩道は屋台や 商品で埋め尽くされ、見通しはまったく利かず、自分たちがどこを歩いているのか、さっ...
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2019年3月のことば
三月になり、京都も春の雰囲気が少しあります。まだまだ寒い日もやってくるとは思い ますが、とりあえずほっとした感じです。 今、ナショナリズムについての入門書を書いています。マスコミでも取り上げる言葉に なりましたが、まだまだ専門的で、使い勝手が普及していない感じです。年配の...
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2019年2月のことば
今年は寒い冬ですが、今週は小康状態のようです。京都は冷蔵庫の中の冷たさでしたが 、少しは歩く気になる温度となっています。 一月は、初めてのテレビ収録がありました。スタジオの中にぽつんとセットがあり、何 台ものカメラがそこに向いている。とても不思議な空間です。かなり長い時間...
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2019年1月のことば
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。 今年はお年越しを下鴨神社で迎えました。寒い冬の夜ですが、大勢の人が初詣の列を作 り、明々とした大焚き火もあって、風情豊かに新年を迎えることができました。火のゆら...
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2018年12月のことば
12月となりました。紅葉が色づいてとても美しく、しかし寒さはそれほどでもありません。散策日和が続く京都です。 11月の初めには、久しぶりに百万遍知恩寺での古本市に行ってきました。多数の古書店が境内に出展し、にぎやかに販売がなされます。夏の下鴨神社での古本市ほど大規模ではあ...
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2018年11月のことば
10月は高知県に行ってきました。京都から岡山まで新幹線、岡山から高知までアンパンマン特急、高知から中村まで特急、中村から宿毛まで普通に乗って6時間ほどかかります。 宿毛市の人口は2万人、高知県西南部で足摺岬に近く、北に行くとすぐ愛媛県です。松田川沿いの小さな町なのですが、...
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2018年10月のことば
今年の京都は、これまで経験したことのない自然災害が続いています。9月の大型台風では、大風が吹いてたくさんのものが吹き飛びました。アンテナが倒れるのは、これまでにもありましたが、至る所で大木が倒れ、たくさんの屋根が吹き飛ぶというのは記憶にありません。...
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2018年9月のことば
8月は京北町に行ってきました。昔は独立の町でしたが、現在ここは、京都市右京区になっています。市の中心部から山を越えるのですが、トンネルがたくさん作られていて、意外なほど近く感じました。 町内に入ると、しっかりした山、真っ直ぐな杉、青白色の川、谷筋に広がる集落と田を目にして...
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2018年8月のことば
とても暑い7月が過ぎ、さらに暑そうな8月が来ました。今年の京都は、京都に生まれ育った人間にとっても、かつてない猛暑です。 そんななか、旧邸御室(おむろ)に行ってきました。こちらは昭和の初めに建てられた豪邸で、仁和寺のすぐ近くにあります。お茶室、座敷、欄間、絵画、お庭、お庭...
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2018年7月のことば
6月の終わりとともに、梅雨も明けた気がします。セミも鳴き始めました。このまま夏になるのでしょうか。 最近、大阪に行く機会があり、あべのハルカスに寄ってきました。あまりにも人が多すぎて、展望階には上らず、途中からだけですが景色は本当によく見えました。神戸方面に海を加え、奈良...
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2018年6月のことば
5月は、奈良に行ってきました。近鉄奈良駅からのバスは超満員で、本当に身動きがとれません。しかし、大仏殿を過ぎると人は減り、破石町のバス停を降りると落ち着いた町並みになります。この辺りには、入江泰吉記念奈良市写真美術館や新薬師寺、志賀直哉旧居などがあります。...
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2018年5月のことば
5月になったばかりですが、もう初夏の暑さまで来ています。先月、山田耕筰の「からたちの花」の碑を見に行ってきました。東京の日本キリスト教団巣鴨教会の敷地にあります。 「からたちの花」は、北原白秋作詞、山田耕筰作曲です。「からたちの花が咲いたよ」から「からたちのそばで泣いたよ...
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