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2007年1月のことば




 新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。  


 さて、お正月には年が改まり、すべての生命が復活して、明るい雰囲気が行き渡ります。せっかく明るい雰囲気なのですから、私には、もっとのんびりした方が、楽しいように思えてなりません。普通のお店がすべて休みになって、遊ぶかくつろぐしかない、という状況が好きなのです。


 家内がポーランドに留学していた時、クリスマスの時期には、多くのお店が休みになったそうです。遊ぶには外はあまりに寒く、くつろぐには食べ物がなく、 日本から送ってもらっていた海苔をひたすら食べていたとのこと。なんとも極限的なクリスマスですが、人間的な気もします。...


 ヨーロッパから帰って来た人は、よく、日本の時間が速く流れすぎていると指摘します。無理にでものんびりするような法律を作るわけには、いかないので しょうか。日曜日の営業を禁止する営業規制や、日曜日に働かせない安息条例が、勤勉なドイツにさえ存在するのですから、日本でも可能なように、そして日本にはなおさら必要なように思うのです。

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