ベルギー料理のお店に行ってきました。おいしいビール、ソーセージ、キッシュなどなど。どれもドイツ風に近いのですが、何となく柔らかい味わいで、ついつい飲 みすぎ食べ過ぎてしまいます。ベルギーの北半分はフランデレン系でオランダ語を用い、南半分はワロン系でフランス語を用い、西の端にはドイツ系住民が暮ら してドイツ語を用い、首都ブリュッセルにはEUの本部があって、さまざまな人々が暮らしています。 いろいろな文化の混ざり合う地域にはおいしい食事があり、暮らしてみたい国であります。
国内政治的には地域対立が深刻で、いつまで一つの国としてやっていけるのかという情況ですが、EUによるヨーロッパ統合の中心地ですから、将来どうなろうとヨーロッパであることに変わりはありません。というか、ヨーロッパ統合を推進してきて、ベルギーは とても助かっていると思います。ところで、このベルギーやオランダからドイツ・フランスの国境地帯を遡り、スイスを経て北イタリアに至る地域は、歴史的に見て、ヨーロッパの心臓と呼ぶべき地域になります。ここはイスラーム勢力の侵入を許さず、ヨーロッパ的なるものを体現し、そして現在、ヨーロッパ統合推進の中心地域となってます。東アジアにないのは、このような地域なのだと、つくづく感じてしまいました。