top of page

2010年10月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 3月2日
  • 読了時間: 1分

坂田明トリオのコンサートに行ってきました。京都芸術センターの講堂で、百年前のペトロフ・ピアノも参加してのコンサートです。坂田さんの演奏を聴くのはまったくの初めてだったのですが、新しいジャズの概念を生身に示そうという意欲を感じた気がしました。そして、貝殻節という日本民謡の絶叫とジャズ演奏に接して、私は、これは神道ではないのかと、強く思ってしまいました。坂田さんの高唱が、本当に、祝詞に聞こえたのです。 

 坂田さんの力強く独創的な音楽は、何か古代的な、神への語りかけのように感じられてなりません。それは、言葉だけでなく、演奏の全体について、そう感じました。もしかしたら坂田トリオの演奏は、神社を会場にするとすごく適合するのではないか、とも思った次第です。たまたま一週間ほど前に、奈良県の大神神社にお参りし、三輪山に登拝したばかりでしたので、その感覚が私に強く残っていたためかもしれません。

最新記事

すべて表示
2019年12月のことば

十二月になって、さっそくばたばたしてしまいました。忙しい月の到来です。京都の朝 晩は冷え込みますが、昼間は意外なほど穏やかで、まだコートを使っていません。 とはいえ、間もなく本格的な冬の到来です。先月は平泉寺白山神社に行ってきました。...

 
 
2019年11月のことば

十一月の京都は穏やかな日差しで始まりました。暑すぎる夏の後、少しでもこんな気候 が続いてくれたらと思います。  さて、先月は久しぶりに仙台に行ってきました。東日本大震災の後、初めての訪問とな ります。短期間ですが、いろいろ考えさせられることの多い滞在でした。宿泊したのは新...

 
 
2019年10月のことば

パソコンが、壊れました。かろうじて画面の一部が見えますが、点滅してやがてブルー になります。本当に、ブルーな気持ちになります。  ということで、別のパソコンを使っているのですが、壊れた方は2006年モデル。あちこ ちがたが来つつも、よく頑張ってくれたと思います。ただ、パソコ...

 
 
​COPYRICHT(C)合同会社植村文庫 ALL RIGHTS RESERVED
bottom of page