銭湯に行ってきました。ずいぶん久しぶりなのですが、昭和っぽいレトロさに触れて、すっかり和んでしまいました。帰り道もほこほこと温かく、さすがに家のお風呂にはない感覚が残りました。
しかし、銭湯で昭和っぽいレトロさを感じたことには、自分でも驚いてしまいました。というのも、私は昭和時代に生まれて、二十年以上を過ごしており、昭和は別に昔の時代ではなかったはずだからです。それなのに、こんなに懐かしく思ってしまうのは、そろそろ、私にとっての昭和が昔になってきてしまったからかもしれません。考えてみれば、私の人生の半分以上が、ちょうど今、平成時代になりつつあります。自分でも気が付かないうちに、昭和時代との距離が開いてきているのかもしれません。しかも最近、大平正芳政権の事績を調べていましたので、政策の展開から不信任案への対処に至るまで、現在の政治と隔世の感を抱いているところでもあります。
とはいえ、昔は昔で問題山積であったことも、昭和を生きていた世代は覚えています。嘆くよりも改善第一と、自戒するこの頃です。