top of page

2012年12月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 3月18日
  • 読了時間: 1分

師走になり、本当に寒くなりました。京都は突然冬の冷え込みで、身体がまったく対応できない状態です。目が回るくらい忙しいと言いますが、風邪を引いて、本当に目が回ってしまいました。

 先月はたくさんの観光客を見かけましたが、これだけ寒くなるとやはり減少するのでしょうか。しかし、紅葉もいいですが、すごく寒い京都もとても印象的です。特に、お寺の縁側に座り、しんしんと身体の芯から冷えながらお庭拝見などしますと、京都の実感がすごくあります。もちろん、寒いのが苦手でない方向きですが・・・

 京都を囲む山々が白くなり、自分の吐く白い息を見ながら、賀茂川の河原を歩いていく。山々から川沿いに風が吹き降ろし、空気は澄んで青い空が広がる。思い出すだけで寒くなってしまいますが、でも私にとって、これがもっとも京都らしい風景に感じられるのです。

 

​COPYRICHT(C)合同会社植村文庫 ALL RIGHTS RESERVED
bottom of page