2012年4月のことば
- uemurabunko
- 3月18日
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4月になりましたが、まだまだ寒い日が続き、とても春とは思えません。そして私は、先月から引き続き、ソフト・パワーについての本を書いています。
さて、今年も卒業式の時期が過ぎました。梅から桜、冬から春と変化する時期に、人も交代していくというのは、たしかに風情があります。そして卒業式から入学式までのあいだ、大学はぽかんと穴の空いたような感じになります。木々も建物も変らないままに、華やかな儀式の残像だけが残る感じで、何とも言えない取り残されたような心持ちになるのです。
そして入学式となりますが、こちらはあまりにも慌しくて、新入生が気の毒な感じがします。たいてい1日から始まって、ガイダンスやクラス分け、授業開始へとばたばた進み、ゆっくり考えている時間はありません。もちろん、考えすぎずにさっさと進むことも必要ですし、これはこれで良い面もあります。ただ、日本では高校と大学の仕組みが違いすぎて、新入生が戸惑っても無理はないと思います。
でも9月入学になったら、どうなるんでしょう。これだけでは、実は大した問題ではなく、さしたる変化もありませんが、卒業後と入学前の変化が組み合わさると、何か新しい発見があるのかもしれません。