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2012年8月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 3月18日
  • 読了時間: 1分

京都は37度を超える日が続いています。一体ここは、どこの国なんでしょうか。あまりの暑さにぼう然としてしまいますが、そんな中で、春から取り組んできたソフトパワーの本の仕上げをしています。ソフトパワーはハードではないパワー、軍事力や経済力とは違う力のことです。人間で言えば、ジャイアンの腕力やスネ夫の財力とも違って、人柄によって他の人たちを動かす力、でしょうか。国家で言えば、国柄の魅力と信用によって、軍事力や経済力を補強したり補完したりする力です。

 本のテーマは、日本のソフトパワーです。日本国家は今後、具体的に何によって世界に貢献していけるのか。世界の中で、自分の存在理由をどのように示していけるのか、を考えました。結論から言えば、日本国家は復興を国柄に高めて、責任を持って国内外に努力すべきだと考えます。日本は、世界史的なテーマを提示する立場となりました。復興は、世界の人たちが共有するテーマです。このテーマを、日本の人間がきちんと担っていけるかは、今後にかかっています。

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