2013年3月のことば
- uemurabunko
- 3月30日
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3月になり、京都も春の雰囲気が少しあります。まだまだ寒い日もやってくるとは思いますが、とりあえずほっとした感じです。 今、ナショナリズムについての入門書を書いています。マスコミでも取り上げる言葉になりましたが、まだまだ専門的で、使い勝手が普及していない感じです。年配の人にとっては懐かしかったり、警戒したり、若い人は考えたことがない、そういうものでしょう。日本語でよく国家主義と訳されますが、国民主義と訳してもいいですし、民族主義と訳してもいいです。悪いものとは限りませんが、いいものとも限りません。そして、世界のどこにでも発生しうるものです。 以前にソフトパワーの本を出したのですが、これは、ナショナリズムの現代的な活用法を書いたものです。なくならないし、なくす必要もないから、創造的に活用しよう。そういう趣旨です。ただ、それではナショナリズムとは何か。それを明らかにする必要がありますので、順序は逆になりましたが、今書いている次第です。しかし、関係する本が多く、思い切って本の引用をやめて、入門に完全に徹するかどうか、そこで思案中の昨今です。