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2015年1月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月1日
  • 読了時間: 1分

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。


 京都の年明けの夜は雨となりました。ただ、空は晴れ月が見えたりもする不思議な天気です。それほど寒くもなく、歩くのに困るほどではありません。


 年齢を重ねたからでしょうか。お正月の衝撃度が下がってきたように感じられてなりません。子どもの頃のわくわく感、すべてが普段と違う喜び、改めて発見する驚き、部屋のしつらえから京都の街角まで、お正月は盛りだくさんの一大行事でした。ただついつい、年末までの仕事を持ちこしたりもして、最近は区切りを付ける力を失ってきてしまいました。しかし、お正月を喜ぶ子どもたちを見ていると、やはり時間は区切られた方が新鮮だと感じます。今年は時間を大切に、新鮮な気持ちで進んでいきたいと思います。


 そして元旦の午後、それまでの晴れやかなお天気は一変して大雪に。中心部でも十五センチを超えるほどです。湿った重い雪が降り積もり、夜になってもやみません。衝撃は、思わぬところからやってくるものと痛感しています。

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