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2015年5月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月1日
  • 読了時間: 1分

すっかり更新が遅くなりました。ずっと風邪引きのままで、さわやかな五月がさらっと進んでしまいました。


 春の京都は大勢の観光客でごった返しています。ただ、今話題になっているのは四条通りの問題。四条大橋から四条烏丸にかけて、片道二車線の車道を一車線に変更する工事が進んでおり、当然のことながら渋滞が発生してきました。事前の予測では大丈夫だったはずなのにと、京都市の政策は厳しく批判されています。しかし、そのことがどんどん報道されて、その結果、車が四条通を避けて渋滞が緩和されている、との報道がありました。さて、このような場合、京都市の政策は適切だったのかどうか。正直、よくわかりません。


 ヨーロッパの場合、旧市街の観光名所は昔の城壁の中に小さくまとまっています。これに対して京都の場合、観光名所は中心と郊外にあり、盆地に広く点在しています。旧市街の道を石畳にして、自動車が走りにくくする作戦も取りにくく、今後も試行錯誤を続ける、ということになるのでしょう。政策研究の人にとっては、格好の研究テーマだと思います。

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