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2016年4月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月13日
  • 読了時間: 1分

4月は桜の花に降る雨とともにやって来ました。少し肌寒いです。


 さて、先月の下旬にロシアに行って来ました。14年ぶりです。サンクト・ペテルブルクという港町ですが、ロシア帝国の首都であったこともあり、豪華で巨大な建物が途方もなく多数並んでいます。とりわけネフスキー通りに沿って、はるか彼方まで、ひたすらに巨大な建物が連なります。そして、地下鉄もバスも満員で、車は常に渋滞し、歩道にも人がたくさん。巨大でエネルギッシュなロシアは健在でした。


 ただ、1週間弱の滞在での印象にすぎませんが、社会も人心も、前より安定したように感じます。前回はプーチン政権の成立から間もなく、チェチェン問題が緊迫していました。今回も政治的緊張はあるのでしょうが、経済発展のおかげもあり、見違えるほど明るくなっています。もっとも、資源価格次第の経済ですので、先のことはわかりません。


 いずれにせよ、独特の雰囲気を維持しつつ、どこまでも前進していくロシアというのは、やり過ぎのてんこ盛りなところも含めて、興味が尽きません。

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