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2017年12月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月22日
  • 読了時間: 1分

山口県に行ってきました。瀬戸内海側の周防の国だった方です。ここからは伊藤博文や岸信介、佐藤栄作が出ています。練達の政治家がなぜ出て来るのか、現地に行って思ったことが二つあります。


一つは長州藩の遺風です。人材を抜擢する気風が、優秀な人たちの能力を伸ばしたのかもしれません。伊藤の父も岸・佐藤兄弟の曾祖父も、はるばる萩に出て行って能力を発揮しています。出て行けた、ということです。もう一つは、水上交通の要地として、おそらく情報が豊かに行き交っていたことです。伊藤の故郷の大和町(現在は光市)、岸・佐藤の故郷の田布施町は、写真を見ると田園地帯ですが、海が意外なほど近くにあります。しかもその海は、瀬戸内航路の重要な港である室積一帯の海です。


 どちらも専門家に聞いてみないと、実際にどうであったかはわかりません。ただ、旧大和町でも田布施町でも、地元の方が郷土の歴史を尊重され、しっかりと把握されている姿勢を強く感じました。しっかりとした土地柄、という印象を強く受けて帰ってきました。

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