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2017年3月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月22日
  • 読了時間: 1分

三月になって、寒さが和らいだ気がします。暖かな日差しも少しあり、冷たい空気は残っていますが、何となく、春に向かって進んでいく実感があります。


 先日、高校の卒業式にゲストとして参加させていただく機会がありました。卒業生でも保護者でもなく、客観的な立場で見ていますと、ああ卒業式というのは、こんなにいいものだったんだ、と実感しました。卒業生が入場し、一人一人名前を呼ばれ、校長先生のお言葉があり、式の次第は普通に進行していくのですが、すべてが特別で、なんとも言えない安らぎを感じます。儀式というのはおもしろい、と思いながら帰宅しました。


 そして、おもしろい儀式というのは何なのだろう。そう考えて、まだ答えが出ていません。どうすれば儀式をおもしろくできるのか。その場はおもしろくても、後で印象が消えてしまうものと、その場はおもしろくなくても、後から印象が浮かび上がってくるもの。もしかしたら声の響きが印象に残るのか。それとも見た印象なのか。どうも、ついついこういうことを考えてしまいます。


 卒業式から入学式へ。儀式の続く季節となりました。

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