2017年8月のことば
- uemurabunko
- 4月22日
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いつも通り、暑い夏です。それでもまだ、湿気の多い程度で、実質40度を超える真夏にはなっていません。昔はこんなに暑くなかったのですが・・・
近年、洛西ニュータウンにある国際日本文化研究センターに通っています。阪急桂駅からバスで20分少し、山を上がったところにあります。ここには世界各地から、優れた日本研究者の方々が滞在に来られて、活発な研究活動が行われています。日本研究が世界各地で急速に弱体化し、日本の大学が急速に弱体化する中で、このセンターは本当に、最後の希望だと感じています。人と人とのつながりがなければ、研究は消えてしまうからです。
研究者がいなくなれば、日本情報の解説者がいなくなってしまいます。現地の信頼できる方が解説することによって、情報は深みを増し、そこから新たなつながりが生まれます。インターネットで多少は補えても、他の情報よりも優位に立つことは難しいでしょう。立派な研究者との世界的なつながりは、何よりも貴重な財産です。研究の社会公開も活発にされていますし、このセンターの価値はもっと知られるべきものだと思います。