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2018年12月のことば  

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月29日
  • 読了時間: 2分

12月となりました。紅葉が色づいてとても美しく、しかし寒さはそれほどでもありません。散策日和が続く京都です。

 11月の初めには、久しぶりに百万遍知恩寺での古本市に行ってきました。多数の古書店が境内に出展し、にぎやかに販売がなされます。夏の下鴨神社での古本市ほど大規模ではありませんが、気候的にはちょうど快適な時期です。3冊500円といった均一本コーナーが多く、絵はがきや文具の販売もあります。第42回とのことですが、最近つくづく、将来古書はどうなるのだろうと考えさせられてしまいます。

 本を画面で読むという習慣は、今はかなり広まったように思います。あるいは、画面で読める本、または文章を読む、という習慣です。本好きの人はともかく、一般的に、紙よりも画面を好む人はさらに増えていくのでしょう。なにより、本は場所を取ります。しかも、忙しい時代に、ゆっくり本を読む時間を取ることは至難の技です。場所も時間もなくなっていけば、画面で文章を読むのは合理的です。 それでも本を手にとって読みたいのが、本好きではあります。装丁や重量感、本を書いた人と対話しているような感触を楽しく感じてしまうのです。本がこれからも残る途は何だろう・・・などと考えながら、買おうかどうしようか迷った末に買ってしまう。ということになっています。

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