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2018年2月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月29日
  • 読了時間: 1分

2月になりました。京都は例年よりもはるかに寒く、慣れているはずの住民も凍える日々です。雪はそんなに積もらないのですが、朝早くの賀茂川など、見ただけで冷えてくる風景になっています。もっとも、それはそれで落ち着いた美しい風景でもあります。


 京都の寒さは、よく「底冷え」と表現されます。木造の家に暮らして、足下からどんどん冷えてくる感覚は、実際の温度とは別に格別のものがありました。ただ、夏が極端に暑くなってきたのとは違って、むしろ冬の寒さは強くなくなってきた感じがします。分厚いコートもほとんど必要なくなっていました。今年を除いて。


 年末もそうでしたが、年明け後も本当に寒いです。しかし、寒いときの京都は、お寺が似合います。黒色と白色、動かない空気、ヒンヤリとした無音、さばさばとした陰翳。今年は、お寺巡り、庭巡りにぴったりの気候です。

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