2018年4月のことば
- uemurabunko
- 4月29日
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4月になって京都は桜が満開です。天気も良く、連日桜の下は大にぎわいです。花粉症の私は、可能なかぎり屋内に避難していますが・・・
入学式も各地で開かれ、やはり桜の花が似合っています。大学を秋入学に変えようという試みがありましたが、どこかに行ってしまったようです。外国と足並みを揃えるのも大事ですし、日本も昔はそうだったのですが、台風のことを考えると難しいところです。もちろん、入学式のない国もあります。式典をどうしてもしなければならない訳はないのですが、やっぱり気持ちの区切りはほしいところです。
いったい、なぜ式典をするのでしょう。違う世界に入るための挨拶なのでしょうか。それでは誰に対して挨拶するのか。それともお祝でしょうか。新しい世界に入るにあたっての祝福、そこでの幸運を祈る儀式のような気もします。挨拶と祝福の交換のうえに、未知の世界が広がっていく感覚は、人を安心させたり励ましたりする不思議なものだと思います。昨日、大きな建物の起工式に参列して、そう感じました。