2018年9月のことば
- uemurabunko
- 4月29日
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8月は京北町に行ってきました。昔は独立の町でしたが、現在ここは、京都市右京区になっています。市の中心部から山を越えるのですが、トンネルがたくさん作られていて、意外なほど近く感じました。
町内に入ると、しっかりした山、真っ直ぐな杉、青白色の川、谷筋に広がる集落と田を目にして、本当に心が落ち着きます。まさに、絵になる風景です。山国神社の由緒略記には、平安遷都以来、皇室に木材を供給してきたとありますが、古代人も注目した土地であったというのも納得がいきます。道の駅も整備され、休日でしたので大変なにぎわいでした。
京都の中心部はすっかり建物ばかりになり、郊外もどんどん住宅地化しています。昔は田園風景だったところも町となり、ゆったりした雰囲気はほぼなくなってしまいました。金閣寺近くから半時間ほどで行ける京北は、銀閣寺近くから同じくらいで行ける大原と似ていて、とてもお薦めです。大原には三千院、寂光院があり、京北の手前には神護寺、高山寺がありますので、お寺巡りも兼ねて如何でしょうか。