2019年3月のことば
- uemurabunko
- 5月1日
- 読了時間: 1分
三月になり、京都も春の雰囲気が少しあります。まだまだ寒い日もやってくるとは思い
ますが、とりあえずほっとした感じです。
今、ナショナリズムについての入門書を書いています。マスコミでも取り上げる言葉に
なりましたが、まだまだ専門的で、使い勝手が普及していない感じです。年配の人にとっ
ては懐かしかったり、警戒したり、若い人は考えたことがない、そういうものでしょう。
日本語でよく国家主義と訳されますが、国民主義と訳してもいいですし、民族主義と訳し
てもいいです。悪いものとは限りませんが、いいものとも限りません。そして、世界のど
こにでも発生しうるものです。
以前にソフトパワーの本を出したのですが、これは、ナショナリズムの現代的な活用法
を書いたものです。なくならないし、なくす必要もないから、創造的に活用しよう。そう
いう趣旨です。ただ、それではナショナリズムとは何か。それを明らかにする必要があり
ますので、順序は逆になりましたが、今書いている次第です。しかし、関係する本が多く
、思い切って本の引用をやめて、入門に完全に徹するかどうか、そこで思案中の昨今です
。