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2020年10月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 5月2日
  • 読了時間: 1分

こんにちは、かめいしわたるです。

ようやく秋らしい気候になってきましたね。肌寒く、日が沈むのも早く感じます。

この間は、ひさしぶりに月を眺めました。ゆっくり夜空を見上げたのはいつぶりだったでしょうか。私達はコロナの騒動で落ち着かない日々を過ごしましたが、そんなこと月には関係ありません。子どもの頃、いつか見た日と同じように、丸く大きく輝いていました。

皆さんはお月見しましたか?いつもみている月じゃないか、改まって見ることはない。そう思う方もいるかも知れません。けれど、何気なくふと見る普段の月と、じっくり眺めるお月見の月は違います。いやなこと、かなしいこと、といった切り捨てることの難しい自分の中の重荷を一時的に月に預かってもらうんです。少しの間、月が荷運びを手伝ってくれます。

よかったら今度、試してみてはいかがでしょう。

秋の夜長とはいいますが、夜更かしばかりして体を崩すことのないよう、気を付けてくださいね。


月夜よし 川の音清し いざここに

     行くも行かぬも 遊びていかむ

           

        (万葉集 巻4より 大伴四綱)

 

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