2021年10月のことば
- uemurabunko
- 6月2日
- 読了時間: 2分
trick or treat!
みなさんこんにちは、かめいしわたるです。10月を迎
え、巷では秋服をきた人たちが多くなってきましたね。まだ
暑いとはいえ、秋の足音が近くなっているのを感じます。暑
がりの私も、今や長袖のシャツを着て穏やかな1日を過ごし
ています。
秋といえば、食欲の秋といいますよね。甘く栄養価も豊
富な食材たちが店に並びはじめ、あたたかいスープやお出汁
が身に染みるこの季節、まだ作ったことのない料理にチャレ
ンジしてみようと思っています。先月は牛すね肉を使った赤
ワイン煮込みや鱧を使ったパスタなどを作ってみました。今
月目をつけている食材は、栗です。京都で有名なものだと、
丹波栗でしょうか。正直、今まであまり栗が食べたいと思っ
たことはなかったのですが、私も昔とは味覚が違うのか、あ
の自然な甘さとほくほくした食感に魅力を感じるようになり
ました。栗きんとんにして、オイリーな深煎りの珈琲と合わ
せてみたいです。あるいは、スコッチウイスキーの中には栗
の木の樽で熟成させたシングルモルトもあり、相性はいので
はないでしょうか。そうした大人の秋の楽しみ方も良いです
ね。また、読書の秋とも言いますが、読書と相性が良いのは
コーヒーでしょう。本を読むとき、甘いものとコーヒーが手
元にあれば最高ですよね。実はコーヒーの味にも、ただ苦い
ものだけでなく、余韻に甘みを感じるもの、フルーツ香のあ
るもの、オイリーなものなど、さまざまなタイプが存在しま
す。皆さんは、誰を旅のおともに選びますか?
私は、秋という季節がとても好きです。他の季節に比べ
て、時間がゆっくりと流れ、自分を振り返る時間も多くなり
ます。1日1日を丁寧に暮らし、来年に繋がる学びを得たい
と思っています。皆さんにとっても、実り多き秋になります
よう。それでは、また来月お会いしましょう。
いつはとは 時はわかねど 秋の夜ぞ
物思ふことの 限りなりける
(古今和歌集 読人知らず)