2021年7月のことば
- uemurabunko
- 6月2日
- 読了時間: 2分
みなさんこんにちは。かめいしわたるです。はやいもの
で、1年の半分が過ぎましたね。じわじわ気温も湿度も上が
り、暑がりの私にとってはピンチです。
さて、みなさんの中で、街を歩いていて何か小さな変化
が右上や左上の方で起こっているのに気がついた方はいらっ
しゃいますか?そうですね、ツバメの子供達が大きくなっ
て、巣立っていきましたね。5月頃はまだピヨピヨ言ってい
た雛たちが、だんだんと大きくなって、旅立っていきまし
た。残された巣には、少し寂しく、けれど使命を果たした
ぞ、役目を終えたぞ、という雰囲気が漂っています。彼らは
東南アジアの方からきた渡鳥で、子育てのために日本に飛ん
できます。子育てが終わると、皆でまた古巣に戻ります。な
んだか、人間たちよりよっぽどグローバルな暮らしですね。
買い物から帰る時、ツバメの巣を見つけると、つい立ち止
まってじっと観察してしまいます。まだ残っている子たち
は、無事に帰る事ができるのでしょうか?
毎日を忙しく生きていると、時の流れが早く感じます。
この1ヶ月、ツバメの子達の成長のように、自分もたくまし
くなれたのか。もしかしたら、この世界の外側で、私の成長
を観察している宇宙人でもいるかもしれませんね。かめいしでした。それでは、また来月お会いしましょう。夏バテにはお気をつけて。
つばめ来る 時になりぬと かりがねは
本郷思ひつつ 雲隠り鳴く
(万葉集 巻19より 大伴家持)