2021年8月のことば
- uemurabunko
- 6月2日
- 読了時間: 1分
みなさんこんばんは、かめいしわたるです。暑さが日に
日に増して、寝苦しい夜が続いています。
さて、先月は祇園祭の月でした。みなさんは鉾や屏風は
ご覧になりましたか?今年も祇園祭は例年通りというわけに
はいきませんでしたね。ずっと京都に暮らしてきて、いつも
の祇園末の雰囲気を味わえないというのは、どこか寂しい気
もします。ただ、いつもとまた趣の違う祇園祭を体感するこ
とも出来ました。例年であれば鉾の周りは完全に歩行者天国
となり、大通りも人で埋め尽くされるはずですが、今年は規
模縮小ということで、大通りで自動車やバイクが走るのを横
目に、しれっと鉾が立っていました。どんな気持ちで立って
いるのでしょうか。おそらく、これまでもこれからもなかな
か見られない光景のように思います。現代と過去の融合、と
いったところでしょうか。この面白い光景は、コロナが収束
しても語り継がれるものかもしれません。
それにしても、疫病対策からはじまった祇園祭が、疫病
によって開催できるか危うくなるなんて、皮肉な話ですね。
私は今月、ワクチンの2回目を接種する予定です。みなさん
も、コロナに負けず頑張りましょう。
祇園会や錦の上に京の月 正岡子規