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植村文庫 UEMURABUNKO


2006年5月のことば
先月に続き、梶井基次郎です。基次郎には「器楽的幻覚」という小文があります。これは昭和の初めに発表されたもので、フランスから来た洋琴家 (ピアニスト)の演奏会に出たときの感想を綴ったものです。そこで基次郎は、演奏者に魅了され、操られていく聴衆を見出してしまって、怖気を感じます...
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2006年4月のことば
梶井基次郎という作家に、「桜の樹の下には」という短文があります。「桜の樹の下には死体が埋まっている!」という始まりの、背筋のぞっとするグロテスク な文章です。でもしかし、そのグロテスクさが、桜の花の、ぞっとするほどの美しさを見事に描き出します。あふれかえる白い花々の、この世...
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2006年3月のことば
ソウルで「NANTA」の公演を観てきました。韓国版劇団四季という印象で、とってもアメリカ的なミュージカル。でもとっても韓国的な無言劇。行き届いた 素晴らしい舞台です。ミュージカルなのに歌がない。演劇なのに言葉がない。しかもそれなのに、素晴らしい。強い憧れを感じます。ナンタ専...
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2006年1月のことば
今年もよろしくお願いします。最近、時間はいつも伸び縮みしているのではないか、と考えてます。物理的には短い時間でも、たくさんのものが生まれる瞬間も あります。それは本当は、時間がぐーんと伸びているおかげではないだろうか。だから、たくさんのものが生まれるんではないだろうか、とか...
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