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2009年9月のことば 

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 2月22日
  • 読了時間: 1分

半年ぶりに東京に行ってきました。


 昭和時代についてお話しさせて頂く機会を得たのですが、 話している途中で不思議な気持ちを感じていました。なぜ不思議に感じるのか、そのときはわからなかったのですが、 帰宅して日常の生活に戻ってから、はたと思い当たりました。 私はほぼ常に、昭和時代の空間で暮らしていたのです。


 その会場はとてもすばらしいサロンで、 現代風の洗練された空間が美的に作り出されています。そしてそれは、多分昭和時代にはなかった空間なのです。これに対して私の家も、私の勤務先も、私の実家も、すべて昭和時代に建てられたもので、その空間はほぼ完全に昭和時代と直結しています。しかも京都の町並みは、圧倒的に昭和時代を継続しており、それは普通の暮らしの中にも顕著です。しかし東京に行きますと、おそらく平成時代に建てられた住宅、ビル、駅などが数多く、町並み自体に昭和時代との断絶を感じます。そのような言わば単純な相違は、しかし意外に、 人間の考え方を根強く左右しているのかもしれません。

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