top of page

2014年3月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 3月31日
  • 読了時間: 1分

一月に、川崎市の岡本太郎美術館に行ってきました。登戸駅からタクシーですぐですが、山を歩いて登らねばなりません。しかし、きれいな公園の奥に行くと、東京とは思えない山景色が広がります。少しだけの散策なのに、本当に驚くほど山深く感じられるのです。 そして岡本太郎の作品。絵も椅子も何もかも存在感抜群で、なぜだかわかりませんが見て納得します。奇妙な形を見て、なるほどと納得するのです。それはおそらく、形ならざる形を表現しているからでしょう。形の原型、あるいは形そのものが提示されて、違和感なく、しかし驚きをもって了解します。作品だけを見ると、そう感じます。 ただしこれだけでは、常時爆発するような岡本太郎の創造力には寄り添えないように思います。直に会って一緒にいなければ、その真の姿はわからないように感じるのです。岡本太郎の作品は、岡本太郎という人間から体験すべきもの。そのような感想を抱いて美術館を出て、今はその生涯に強い関心を抱いています。

 

最新記事

すべて表示
2019年12月のことば

十二月になって、さっそくばたばたしてしまいました。忙しい月の到来です。京都の朝 晩は冷え込みますが、昼間は意外なほど穏やかで、まだコートを使っていません。 とはいえ、間もなく本格的な冬の到来です。先月は平泉寺白山神社に行ってきました。...

 
 
2019年11月のことば

十一月の京都は穏やかな日差しで始まりました。暑すぎる夏の後、少しでもこんな気候 が続いてくれたらと思います。  さて、先月は久しぶりに仙台に行ってきました。東日本大震災の後、初めての訪問とな ります。短期間ですが、いろいろ考えさせられることの多い滞在でした。宿泊したのは新...

 
 
2019年10月のことば

パソコンが、壊れました。かろうじて画面の一部が見えますが、点滅してやがてブルー になります。本当に、ブルーな気持ちになります。  ということで、別のパソコンを使っているのですが、壊れた方は2006年モデル。あちこ ちがたが来つつも、よく頑張ってくれたと思います。ただ、パソコ...

 
 
​COPYRICHT(C)合同会社植村文庫 ALL RIGHTS RESERVED
bottom of page