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2015年4月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月1日
  • 読了時間: 1分

4月の京都は桜が満開で、そして断続的に雨降りです。よくわからない天気ですが、町には大学生らしい人たちが帰って来て、にぎやかな感じになっています。


 今は必要があってドイツ語の文章を書いています。正確にはドイツ語みたいな文章を作っているだけですが、その中で改めて、日本語との違いがよくわかりました。ドイツ語は理屈が積みあがった言葉ですので、日本語の曖昧な表現を厳密にしないといけません。しかしそうすると、気持ちで伝えたいことがうまく表現できません。論理的に証明できないけれど、何となく本当だと思うし多分そうだということが書き直せないのです。


 もっとも、これはドイツ語能力の問題ですから、上手な人なら書き直せるはずです。ただ、ほとんどが曖昧な感じの日本語表現との距離は、やはり大きいものだと痛感しています。どちらが良いというわけではなく、言葉の性質が違うので、それに考え方も左右されているだろうということです。でもその違いは、どこか頭をマッサージしてくれるような所があって、苦労しながらも楽しい作業を続けています。

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