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2016年10月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月13日
  • 読了時間: 1分

昨日2日は、ゲオルギー・スヴィリードフ作品のコンサートでした。スヴィリードフは、20世紀のロシアを代表するクラシックの作曲家ですが、ソ連時代に生涯の大半を過ごしたこともあり、外国でほとんど知られていません。しかしロシアでは、オリンピックのたびごとに曲が使われる、きわめて著名な人です。


 その曲には、ロシアの大地の雰囲気があります。どこまでも続く平原に、風がはるか彼方まで伸びていくイメージ、あるいは、機関車が疾走し、ひたすらに車輪が止まらないイメージ、そして、意外なほど繊細で、色鮮やか四季を見せるイメージです。そのいずれも、何か他の国の曲と違っていて、ああロシアだと思わるものがあります。


 3月にロシアのペテルブルクに行ったときには、偶然、スヴィリードフ作の合唱曲コンサート聞くことができました。迫力抜群なだけでなく、聴衆に愛されていて、心からの共感を得ている感じがしました。ロシアにはいろいろな面があり、世界的な一面も飛び抜けて顕著にもありますが、こちらのロシアは土俗的で、おもしろい、としか言いようのない曲たちです。

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