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2016年3月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月13日
  • 読了時間: 1分

3月は真冬の寒さとともにやって来ました。京都市内にも少し雪が積もり、風は冷たく、身体にダメージの大きい気候です。


 奈良ではお水取りが始まりました。より正確には、東大寺二月堂の修二会です。お坊さんたちが連日、厳しい行を勤め、お松明の火はとても幻想的で、不可思議です。ただ、見ている方も寒いのですが、行中のお坊さんたちを想像すると、頭が下がります。専門的な研究からすれば、世界の不思議の宝庫のような儀式ですが、何も考えずに見ているだけで、十分なインパクトがあります。


 奈良の町は昔と比べて、ずいぶんと変わりました。町もお寺もそれぞれに、ますます美しくなったように感じます。ただ、それだけに、変わらない儀式がひたすらに続くことで、変化の中に太い直線が引かれたような、奈良の魅力を感じます。内省的な奈良、というのが、京都に生まれ育った私の持つ奈良イメージです。

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