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2016年9月のことば

  • 執筆者の写真: uemurabunko
    uemurabunko
  • 4月13日
  • 読了時間: 1分

気がついたら9月でした。今は、ひたすらに折口信夫という人について書いています。釈迢空という名前で歌人として有名ですが、民俗学者としては師の柳田國男に匹敵し、国文学者、国学者、神道学者でもあり、そして詩人であり小説家です。大阪出身の人ですが、何とも言えぬ大阪らしさを感じます。おじいさんは飛鳥の出身で、奈良にも強い愛着があります。万葉集研究の大家でもあります。


 ただ、文章が難しく感じられて、特に学術関係は、最近は敬遠されている気がします。難しいのには理由があって、口述筆記をして校正をする暇がなく、文章は推敲に推敲を重ねて、どんどん変化してしまう。つまり、ものすごい速さで考えているため、書く暇もなければ落ち着く暇もない、ということなのです。しかし、それでも何とも言えぬ魅力が、折口の話したり書いたりするものにはありまして、その全体像を少しでもわかりやすく伝えられたらと、苦心している日々です。

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