top of page
合同会社植村文庫 UEMURABUNKO

ブログ


2010年2月のことば
先日、鞍馬山に行ってきました。ここは京都の北方にある山寺で、石段を登って本殿に到達しますと、もうそれだけでよくやったと思う高さです。この本殿の前で振り返りますと、比叡山山頂がとてもよく見えます。ここは、まさに山寺ネットワークの重要な要所を占めるお寺なのです。 ...


2010年1月のことば
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 今年は初詣に、東寺にお参りに行ってきました。東寺というのは京都駅の南側、ひときわ高い五重塔のそびえるお寺で、弘法大師空海のお寺です。私はそのすぐ近くで生まれ育ったのですが、久しぶりに、五重塔内陣や...


2009年12月のことば
師走って、なんで本当に走り回る季節になるんでしょう。十二月に入ってから、文字通りに京都中を走り回っています。今年はそれほど寒くなく、京都の町はまだ紅葉を楽しめますが、この忙しさで師走だと実感させられます。不思議なものです。一年の終りには、いろいろな締め切りがあって、一つ一つ...


2009年11月のことば
仙台に行ってきました。十月で肌寒いだろうと思ったら、よく晴れて半そででも大丈夫なほどの陽気でした。仙台空港に到着し、仙台駅への電車の窓から町を見ていますと、家と家との間の空間が広いように思えました。仙台の町はビルも多く、巨大な繁華街もあり、京都よりも都会に感じるのですが、空...


2009年10月のことば
暑いような寒いような不思議な天気が続きます。 京都の山の中は、紅葉も始まっているのですが、そこを半袖半ズボンで歩いても、おかしくない天気だったりします。今は本当に、秋なんでしょうか。秋の心持は涼しげで、自然は色濃く力強く、何だか豊かになった気がします。以前この時期に、東北地...


2009年9月のことば
半年ぶりに東京に行ってきました。 昭和時代についてお話しさせて頂く機会を得たのですが、 話している途中で不思議な気持ちを感じていました。なぜ不思議に感じるのか、そのときはわからなかったのですが、 帰宅して日常の生活に戻ってから、はたと思い当たりました。...


2009年8月のことば
ジャンルについて考えてみました。ジャンルというのは、人間が作った分類の目安ですから、人間が従わねばならない理由はありません。しかし、どうしてもジャンルは一人歩きして、ついついその枠の中で考えてしまったりします。 このようなことを考えましたのは、最近、西田幾多郎についてのシ...


2009年7月のことば
教育について考えてみました。教育によって「生きる力」を養うというのは、とても大事なことで、正しい方向だと思います。ただし、それを養うには時期があって、人間として「生きる力」は、特に幼稚園・保育園から小学校前半の頃、社会人として「生きる力」は、特に大学の頃が適齢なのではないで...


2009年6月のことば
六月の到来は足早に、しかし六月の経過は足踏みするように感じられます。祝日がないためなのか、気候のせいなのか、なぜなのかよくわかりません。もしかしたら雨の一日は、晴の一日よりも時間がじんわりと流れていくのかもしれません。 近年の雨は極端な降りが多く、不安を感じさせられて辟易し...


2009年 5月のことば
ベルギー料理のお店に行ってきました。おいしいビール、ソーセージ、キッシュなどなど。どれもドイツ風に近いのですが、何となく柔らかい味わいで、ついつい飲 みすぎ食べ過ぎてしまいます。ベルギーの北半分はフランデレン系でオランダ語を用い、南半分はワロン系でフランス語を用い、西の端に...


2009年4月のことば
伊勢神宮にお参りしてきました。春の家族旅行です。久しぶりに参拝した日は、とてもとても風が強く、森のうなる音と、澄んだ青空が印象的でした。そしてそれよりも印象的であったのは、神宮の美しさです。完成された形式 は、とても簡素で、簡潔明瞭に美的で、美によって聖なる空間を作り出すも...


2009年3月のことば
先週、久しぶり に東京に行き、日本近代文学館で昔の雑誌を読んできました。閑静な住宅街の中、美しい駒場公園の中にあり、とても落ち着いた雰囲気の文学館です。読み終わって渋谷経由で品川に行き、新幹線で京都に帰りましたが、何だか東京の異質性を感じて、妙に落ち着かない心持ちになりまし...


2009年2月のことば
二月がやってきて、何だかほっとしました。年初の一月と年度末の三月のあいだで、何だかひっそりと隠れられる気がして、落ち着きます。さて、現在の大学では、プロジェクト型授業というものが流行しています。プロジェクトを設定して、その実現のために努力することを、正規の授業にしているので...


2009年1月のことば
先月に引き続き、社交について考えてみましょう。社交の場が意味を持つのは、そこに参加する人々が、そこで存在を認められ、尊重される場合だと思います。そしてまた、そこに参加する他の人々の存在を認め、評価する場合だと思います。自分は尊重されたいし、他の人は評価したい、というのは、何...


2008年12月のことば
先月に引き続き、社交について考えてみましょう。社交の場が意味を持つのは、そこに参加する人々が、そこで存在を認められ、尊重される場合だと思います。そしてまた、そこに参加する他の人々 の存在を認め、評価する場合だと思います。自分は尊重されたいし、他の人は評価したい、というのは、...


2008年11月のことば
今年になってから、身内の付き添いで頻繁に病院に行きます。診察を待つ間、ロビーなど眺めていますと、行き交う人がとても多く、特に高齢者の姿が目立ちます。そして病院は、社交の場になりうるのではないか と考えるようになりました。...


2008年10月のことば
先日、梅田望夫さんの『ウェブ時代をゆく』を読みました。時代の流れがよく見えて、読みやすい本ですが、これは実際に行動して理解すべきもので、頭で理解しただけでは十分にはわかっていないだろうと自覚しています。ところで、このような「ウェブ時代」は、本当に慌しいものだと思います。もち...


2008年9月のことば
八月には、下鴨神社で古本市がありました。 森の中にたくさんの古書店屋台が出て、一回りするだけでも十分にくたびれます。蚊が来たり、夕立があったり、お客もお店も大変です。それでも毎年、たくさんの人で賑わって、京都の夏の風物詩になっています。三冊五百円の棚、百円均一の棚、雑誌が山...


2008年8月のことば
暑い暑い夏は、もうとっくに京都に到着しています。夏は蒸し暑いものだと信じて育ったのですが、どうも京都の夏は、特別に過ごしにくい気候のようです。そう言えば、別の場所で夏を過ごすと、どこに行っても快適な気持ちになれたことを思い出します。...


2008年7月のことば
雨が強く降ると、ついつい賀茂川が気になります。普段のゆったりとした流れも、雨の後には騒々しく、今にも暴れだしそうな勢いです。この暴れだしそうな勢いこそは、日本の川の真骨頂で、それを押さえ込むための治水の歴史が、日本史の重要な線となって現在まで続いています。 ...
bottom of page